吉田沙保里選手の銀メダル・・・
8月21日(日)でリオデジャネイロオリンピックが終わりましたね。
昼は「甲子園」、夜は「オリンピック」。こんな生活をしていた方も多かったかもしれません。
今回のオリンピックでは、メダルラッシュの大会になりましたね。
水泳の萩野公介選手の個人メドレー金メダルから始まり、体操団体、女子レスリング、柔道男女・・・終わってみれば、金12・銀8・銅21の計41個で、過去最高の獲得数でした。
みなさんは、この結果をどう見ますか?
「よくやった!!」「感動をありがとう!!」などなど賞賛の声をあげる方が多いと思います。
その中で、1つ残念だったのが・・・
レスリングの吉田沙保里選手の銀メダル・・・
でした。
日本国中から金メダルを熱望されて、オリンピック4連覇もかかっている状況での参加でしたね。本人も自信があったのだと思います。
ですが、結果は銀メダルでした。
決勝戦の終了が告げられて、少しの間立ち上がることが出来ませんでした。
ものすごく悔しかったと思います。「なんでだろう・・・なんで勝てなかったんだろう・・・」と自問自答していたのかもしれません。ましてや、過去一度も負けたことが無かった相手だったようでしたから、なおさら悔しかったと思います。
では、「なぜこのような結果になってしまったのか・・・?」
ある番組で、こんな内容のことを放送していました。
「体力的にも無理が出てきつつあるので、今までのようなスピードにこだわるのでなく、相手の態勢を崩しながら、タックルに行く」という事を練習していたようです。要は、「省エネ勝法」を目指していたようです。
今までスピードのあるタックルで勝ち進んでいたのを、180度変えて「相手を崩す」という別の技を使う事は、「吉田沙保里が吉田沙保里でなくなる事を意味する」という事になると思うのです。
吉田沙保里=スピードのあるタックル
という概念を自ら壊してしまったのではないか?と思ってしまいました。
また、「スピードにこだわらない」という事が本当ならば、今回のタックルのスピードは、今までのスピードよりは、遅くなっていると思われるし、遅くなれば、相手も対応することが出来る可能性も出てきます。今回は、相手の選手にとっては、もしかしたら願ったり叶ったりの状況だったのかもしれません。
しかし、これは私の個人的な考えなので、本当かどうかの検証は出来ません。
また、実際のところ体力的に落ちてきていたのかどうか?とか、タックルのスピードが落ちていたのか?とかについても、何とも言えません。
でも、これだけは言えると思います。それは・・・
自分の持ち味を自分から殺すことはダメ。持ち味を生かしつつ、更なるステージアップを目指そう!!
今回の試合を見て、「これは自分の行っているビジネスにも通用するなあ」と思ったところです。
みなさんは、どう思われましたか・・・?
9月7日からは、パラリンピックが開幕します。
参加される選手の皆さんには、今までの練習の成果を十分発揮して頂きたいと思います。
がんばれニッポン!!!